疎かになりがちな声かけ
よく忘れ物をしてしまう生徒や遅刻をしてしまう生徒への声かけは、意識しなくてもできるものである。
なぜなら、わかりやすく目に見えるものであるから。
「今日はちゃんと体育館シューズ持ってきてるやん!」など、できていなかったことができるようになったときには、すかさず声をかけるものである。
しかし、忘れてはいけないのは、当たり前のことを当たり前に継続して行っている子どもたちへの声かけ。
(テストの最後に書いてもらった1学期のふりかえり)
毎回1番に体育館に入ってくる二人組に、「いつも早いな~!」と声をかけたことがあった。
私にとっては、何気なくかけた言葉であったが、子どもにとっては何カ月経ったあとでも残るような言葉だったのだ。
このとき、当たり前のことを当たり前に行っている子どもたちに、もっと目を向けなければと思った瞬間であった。
目立つのは、当たり前のことをできない子どもたち。
その子たちばかりに教師は声をかけ、きちんとやっている子どもたちへの声かけが疎かになりがちなのではないか。
大切なことに気付かせてもらえた子どもの一言であった。
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